ディスコン誕生の由来

岡山市立少年自然の家(岡山市日応寺)において、職員の桧山武雄氏が、クラフト活動に使用するコースター(木を輪切りにしたもの)を何かスポーツに使えないか?の要望心から考案に至ったものである。

売れなくてもいい、広がらなくてもいい、「人生に1つくらいは特許を」の観点で、記念のつもりで特許を申請したが、いろいろな機会に体験していただくと、皆が皆、面白かったと言ってくれた。

スポーツ名は、○○○ゴルフとか、○○○ボールとか、名前を見ただけで想像できるものではなく、ペタンクとかインディアカの様な想像できない名前を目指し、ディスク(円盤)とコントロールを合成してディスコンと名付けられた。
1997年7月、完成間近にして日本ディスコン協会を結成し、桧山武雄氏が会長に選任され就任し現在に至ります。

日本ディスコン協会公式サイトはこちら

ディスコンの定義

ニュースポーツは「いつでも」「どこでも」「だれでも」が定義されておりますが、ニィティが推進するディスコンは、さらに『すぐに』を加えたこの定義の最高のものです。まさに、生涯学習時代、高齢化社会、青少年の健全育成に最適な唯一のスポーツです。
ディスコンの競技ルールはとても簡単で、大会の前の少時間の説明だけで誰でもすぐに理解ができ、本大会に参加できるとともに相互に審判も担当し、時には初参加の人も優勝できるなど、初心者もベテランもハンディー無しで対等に競技を楽しむことができます。

青少年は、ルールの基本がわかると自分でどんどんと新しい場面対策に奔走し、いつまでも時間を忘れて没頭し、奥深さとドラマチック性を楽しんでおります。
高齢者からは、「私達にできるスポーツは、これしかない。」と言う声をききます。
スポーツを通じて、様々な人々の交流の場を広めて行きたいと考えています。

ディスコンのルール

ゲームの方法
競技人数と投盤数
競技にはディスク11枚と、ポイン卜1枚が必要です。
2チームで競いますので、各チーム6枚のディスクを投げます。
■個人戦・・・・・・・・・・・・・・・・1人6枚
■団体戦1チーム
 2人の場合・・・・・・・1人3枚
 3人の場合・・・・・・・1人2枚
 4~5人の場合・・・・・1人1枚(残りは誰が投げても良い。ただし、1人2枚まで)
 6人の場合・・・・・・・1人1枚


進め方
①最初にじゃんけんでチームの色(赤か青)を決めます。勝った方が赤チームです。
得点係は、得点票にチーム名を記入してください。
②次に、赤チームの1人がポイン卜(黄)を3-9mの範囲内に投げ、つづけてディスク1枚を赤面を上にして投げます。

注)この時、ディスクがひっくり返って青になった場合、つづけて赤チームがポイントに青ディスクより近づくまで投げます。(絶えずポイン卜に1番近いディスクより遠い色のチームが投げます。)

③次に、青チームが投げます。
④つづいて同様に、ポイントに1番近いディスクよりも速いチームが、それよりも近づくまでつづけて投げます。
⑤どちらかのチームがディスクを全部(6枚)投げ終わったら、もう一方のチームは、残りのディスクを投げても、投げなくてもかまいません。
注)残りのディスクを投げたために、追加得点できる場合も、逆転自滅する場合もあります。

⑥これで1イニングの終了で、採点に移ります。
得点は、ポイントに一番近い相手のディスクよりも、何枚近づいているかを数えます。
⑦数えた数だけ、得点票に〇をつけます。
⑧つづけて次のイニングを始めます。負けたチームからポイン卜を投げ、始めます。チームの色はそのままです。
⑨早く11点獲得したチームの勝ちです。
注)競技時間等の都合で、終了得点数を少なくすることもできます。
(例)早く7点獲得したチームの勝ちとする。等


採点の方法
【パターン1~パターン3】


【パターン4】
投げたディスクがコー卜外へ出た場合は、この出たディスクを無効とし、審判員がこのイニング中、没収します。
注)他のコートの邪魔にならないように、審判員はすぐに没収すること。


反則・注意
①投盤(スロー)をしたら、すぐに一端自分の陣地に帰る。
それを確認後、審判は次の投盤者(スローアー)を指示。
その指示に従ってスローする。 ※連投を禁止する。
②投げるとき、ディスクが最初に着地するまでにスローラインを踏んだり越えた場合は、相手チームに1点増点する。
③スローアーは、30秒以内にスローしなければ、1枚無効とする。
④イニング途中で、コートの整備はできない。
⑤赤・青の投盤順を間違えないように注意する。
⑥一度投げたディスクの投げ直しはできない。
⑦距離を測定するときに、ディスクやポイン卜を動かさないよう注意する。
⑧審判員はコート内で、投げられたディスクに当たらないように注意する。


その他
①ポイントやディスクに当てられたり、自然の作用(風等)で移動した場合は、そのまま移動先の位置から測定する。 
②直線距離で競う。
③等距離や判定の困難な場合は、両方を無いものとし、その次に接近しているディスクで競う。
④ディスクやポイントがコートラインに触れていればセーフ(有効)です。
⑤ディスクが立ってしまった場合は、中立・ノーカウン卜とする。
⑥ディスクが破損した場合は、本体部分(大きい方)で測定する。
⑦コー卜の設定には、場所・環境や投盤方向等をよく考えること。
⑧理想的なコー卜は、スローライン(間口)3.5m、奥行9mの長方形とするが、競技者(年齢・体力・性別等)や会場の広さ等により、コートや投盤距離を設定することができる。
⑨その他の問題点は、両チームの了解・納得のもとに進行する。審判のジャッジ(判定)に従う。
⑩親睦事業の際は、『反則-注意』については、厳密に適用しないで、なごやかな運用に配慮しましょう。


ディスコンは、平成9年に岡山市で生まれたニュースポーツです。